マウスウォッシュ アルコール入かノンアルコールか【比較】

マウスウォッシュは、口に含むとピリッとした刺激がありますが、吐き出した後はスッキリとした清涼感を感じるものが多いですね。これは、マウスウォッシュのなかにエタノール(エチルアルコール)というアルコールの1種が含まれているからです。

一方で、低刺激を謳ったノンアルコールのマウスウォッシュも、最近は増えています。

アルコール入りマウスウォッシュと入っていないマウスウォッシュ

私たちは、アルコール入りとノンアルコールのマウスウォッシュ、どちらを選べば良いのでしょうか。

1.アルコール(エタノール)が入っている理由

リステリンの英語版サイトには、エタノールを入れる理由として、次の4つが挙げられています。

  1. 成分を溶かす溶剤の役割
  2. エタノール自体に殺菌作用がある
  3. 品質の安定を保つ
  4. 成分がバイオフィルムに浸透するのを助ける

このようにアルコールは、マウスウォッシュにとって重要な役割を果たしています。

反対に、アルコールを使わないマウスウォッシュには、代替のものが必要になります。

たとえば、
1.溶剤としては、アルコールの代わりにプロピレングリコール(PG)が使われることが多いようです。さらにリステリンゼロ(ノンアルコール)では、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)も使われています。

リステリンゼロのラベル

また、3.品質の安定性でいえば、防腐剤のパラベンが、ノンアルコールのマウスウォッシュにだけ入っている場合があります。例)GUMデンタルリンス(サンスター)など

2.アルコール入りマウスウォッシュの方が効果があるか

上でお話しているように、アルコールには殺菌作用・バイオフィルムへの浸透作用がありますので、アルコール入りマウスウォッシュの方が効果が高そうです。

*バイオフィルムは、口の中でむし歯菌や歯周病菌が作っているネバネバした膜状の細菌の塊のこと。

しかし、比較試験では両者の効果は、まったく同じではないものの、明確な効果の差を認めたものは見つかりませんでした。

3.ノンアルコールのマウスウォッシュの方が安全か

マウスウォッシュに含まれるアルコール(エタノール)の量は意外に高いようです。
海外の製品のなかには、最大25%と焼酎並みのアルコール度のものもあります。

日本のものは、そこまで高いはずはないと思いますが、それでも使用直後は飲酒運転の検知器に引っかかるという話もあります。そもそもメーカー側は、アルコールがどのくらい含まれているか表示していません。

アルコール入りのマウスウォッシュの副作用として、次のようなものを指摘する説があります。

  1. 口腔がん
  2. ドライマウス
  3. 味覚異常

しかし、実際にデータの公正さ中立性を考えると、因果関係があるかは怪しいと言わざるを得ません。

一方で、エタノールの代わりに使われる、SLSもPGもパラベンも、一般には比較的安全とされていますが、一部からは発がん性を問う声も聞かれます。

つまり、アルコール入りとノンアルコールのマウスウォッシュ、どちらが危ないとは言えないようです。

4.結論 ノンアルコールのマウスウォッシュをおすすめの人は

以上、マウスウォッシュはアルコール(エタノール)入りでも、入っていないものでも、効果でも副作用でも明確な差は認められないというお話でした。

結局は、お使いになる人の好みで選べば良いと考えます。

とはいっても、アルコールですので、以下の人はノンアルコールのマウスウォッシュの方を使った方が良いでしょう。

  1. 未成年
  2. 妊娠中・授乳中の女性
  3. 糖尿病患者
  4. アルコール依存症
  5. 口の中の渇きが気になる人
  6. 刺激が苦手の人
  7. 歯茎が腫れている人

また、寝る前には、マウスウォッシュを使うことが多いと思いますが、その刺激が睡眠に影響を与えているかもしれません。寝つきの悪い人や途中で目覚めてしまう人は、一度低刺激のマウスウォッシュを試してみてはいかがでしょうか?

   

 - マウスウォッシュの基礎知識